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◆ 茨城高専 校友歌「茨の城に咲く」制作の経緯 ◆

 

 「校歌とは違う、もっと学生にとって親しみやすい歌、「校友歌」を作って設立50周年の文化祭で演奏・歌唱ができないか」と、昨年就任した自身本校の電気工学科13期の同窓生である”長洲教授”からの提案がその始まりでした。そこで今回、その意思の下「茨の城に咲く」という曲を茨香祭で演奏するべく制作しました。

 

 メンバーが在校していた1970年代後半から80年代にかけて、当時流行のフォークソングでオリジナル曲を演奏していたSPDという名のグループが母体となってます。メンバーやパート構成などに多少変化があるため新生「SPD-Z」として再結成することにしました。

 

 当時は活発にライブも開催し、茨城放送のラジオ番組にも何度か出演する機会を得たりしましたが、残念ながらその活動は卒業と同時に解散という形で実質的には幕を閉じました。そんな伝説(?)から30数年の時を経ての復活ということになります。

 

 

 ※ちなみに、「茨の城」というワードは、もちろん茨城にちなんでおりますが、同時に、若い世代だからこそ経験する辛さや痛み、そんな茨の道を振り返る時になぜか目に浮かぶ母校の姿、時に厳しくもあったその学び舎を「城」というイメージに重ねました。そして、そこに咲く花の一つ一つは、かけがえもなく綺麗な思い出の花です。

 

 

◆「茨の城に咲く」試聴→YouTube

 茨の城に咲く ~茨城高専 校友歌 2014~       作詞・作曲/乾 直樹(ナオ・イヌイ)

                                            (茨城高専校歌歌詞より一部抜粋)

 

春の日 この校庭  始まりの記念写真

5年の日々 風の様に 駆け抜けるものとは知らずに 肩並べ

 

真夏の 蒼き日々は  触れれば壊す繰り返し

胸に埋めた その痛みこそ やがて知る 思い出の花の種だったこと

 

 緑の地と 太平洋と  那珂の流れ 筑波の夕焼け

 目を閉じれば 浮かぶ景色の 一番綺麗な場所に その花 茨の城に咲く

 

 

秋ゆく 空は高く  遠くばかり見ていた頃

夢は雲を掴む様で 一つだけ選べば 消えてく夢もある

 

真冬の 銀の星が  旅立ちは近いと告げる

名残りさえも 鞄に詰めて それぞれの道に舞う 卒業の花吹雪

 

 季節巡り また風を呼び  花を運ぶ 自然の法則

 耳澄ませば 響くあの歌 「茨城高専 この明朗と この健全を誇るべし」

 

 

 常磐線 初恋の人よ 湊線で願いすれちがい

 自転車道 変わる街角 君がいたから 心の風景 あの雨も忘れない

 

 緑の地と 太平洋と  那珂の流れ 筑波の夕焼け

 梅鉢草 白く清らに 一番愛した里に その花  茨の城に咲く

 

 茨の城に咲く

 

Nao.Inui

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